日本語履歴書と英語レジュメの違いって?初心者向け解説

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日本語履歴書と英語レジュメの違いって?初心者向け解説

外資系や英語を使う仕事に応募する際、日本語の履歴書をそのまま英訳すると落とし穴があります。英語のResume(米)/CV(英)は、日本の履歴書とは目的・構成・内容が大きく異なります。


1. 目的の違い

  • 日本語履歴書:人事が形式的に経歴・資格を確認する「書類審査用フォーマット」。
  • 英語レジュメ:採用担当者に「自分を売り込むプレゼン資料」。選考突破のためのマーケティングツール。

2. 構成の違い

項目 日本語履歴書 英語レジュメ
写真 ほぼ必須 基本不要(欧米では写真添付は避ける)
年齢・性別 記載あり 記載しない(差別防止のため)
学歴・職歴 時系列(古い順) 逆時系列(新しい順)
内容の詳細 職務内容は簡潔に 成果・スキルを数値や動詞で具体化
自己PR 別紙「職務経歴書」に記載 レジュメ内に要約(Summary/Profile)として記載

3. 内容の違い(具体例)

例えば、日本語履歴書の職歴欄に「営業部に所属」とだけ書くと、英語レジュメでは弱い印象になります。

【日本語履歴書】
営業部に所属。法人営業を担当。

【英語レジュメ】
Increased corporate sales by 20% year-over-year through targeted B2B strategies.
(B2B戦略を通じて法人営業売上を前年比20%増加)
  • ポイント:職務内容を「成果+行動動詞」で表現する。

4. 英語レジュメで必須のセクション

  • Contact Information:氏名・メール・電話(国番号付き)・LinkedIn
  • Summary/Profile:経歴要約と強みを2〜3行で
  • Work Experience:会社名・期間・役職・成果
  • Education:学位・専攻・学校名・卒業年
  • Skills:語学・ITスキルなど

5. 初心者がやりがちなNG

  • 職務内容を名詞だけで書く(例:Sales, Marketing)
  • 人事が理解できない社内用語・略語の多用
  • 数字や成果を一切入れない

転職活動での使い分け

  • 国内企業応募:日本語履歴書+職務経歴書
  • 外資系・海外企業応募:英語レジュメ(必要なら日本語版も併せて提出)

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