【中級英語文法008】分詞構文の基礎&省略パターン|現在分詞・過去分詞の応用
分詞構文は、2つの文を1つにまとめて簡潔にするための表現です。現在分詞(〜ing形)と過去分詞(〜ed形/不規則変化形)を使い、時間・理由・条件・結果などを表します。ビジネス英語では、報告書や提案書での簡潔な文章作りに役立ちます。
1. 現在分詞(〜ing形)の分詞構文
- 主語が同じ2つの文を結びつける
- 意味:同時進行(〜しながら)、理由(〜なので)、条件(〜すれば)、譲歩(〜だけれど)など
例文(現在分詞)
- Working remotely, she managed to balance her job and family life.
リモート勤務をしながら、彼女は仕事と家庭の両立に成功した。 - Knowing the deadline was close, we worked overtime.
締め切りが近いと知っていたので、私たちは残業した。 - Following the new guidelines, the team improved efficiency.
新しいガイドラインに従って、チームは効率を改善した。
2. 過去分詞(〜ed形)の分詞構文
- 受動の意味や完了状態を表す
- 意味:〜されて、〜されたまま
例文(過去分詞)
- Given the current budget, we can’t expand the project.
現在の予算を考慮すると、このプロジェクトを拡大することはできません。 - Completed ahead of schedule, the report impressed the client.
予定より早く完成し、その報告書は顧客を感心させた。 - Approved by the board, the new policy will start next month.
取締役会で承認され、新しい方針は来月から始まる。
3. 分詞構文の省略パターン
- 主語が文の主語と同じ場合、主語+be動詞を省略可能
(While I was) Working on the project, I found a solution. → Working on the project, I found a solution. - 時制は文全体の時制に依存
4. ビジネス英語での応用
- 報告書・議事録で事実を簡潔に説明する
- 提案書やプレゼン資料で条件や理由を短くまとめる
- 契約文書で背景や条件を補足する
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