【中級英語文法001】現在完了形の完全攻略|過去形との違い&現在完了進行形の使い分け
現在完了形は「過去の出来事と今の状況を結びつける」時制です。一方、過去形は「過去の一点を切り取る」時制。この違いを理解すると、職務経歴の説明や成果アピールが格段に自然になります。
1. 現在完了形(have + 過去分詞)の特徴
- 「今との関係」を含む過去の出来事を表す
- 代表的な意味:経験・継続・完了・結果
ever / never / for / since / already / yet / recently
などと相性が良い
2. 過去形(動詞の過去形)の特徴
- 出来事が完全に過去の範囲内で完結している
- 具体的な時点(yesterday, in 2022 など)が伴う場合に使う
3. 使い分けの目安
「今とつながっているか?」が判断基準。
例:成果をアピールする場合は現在完了、昔の経験談は過去形。
4. 例文(ビジネス&日常)
- I have managed five international projects.
私はこれまでに5つの国際プロジェクトを管理してきました。(経験) - I managed five international projects in 2023.
2023年に5つの国際プロジェクトを管理しました。(過去の一点) - She has worked here for eight years.
彼女は8年間ここで働き続けています。(継続) - She worked here for eight years.
彼女は8年間ここで働いていました。(今は退職) - We have already signed the contract.
私たちはすでに契約書に署名しました。(結果) - We signed the contract last Friday.
先週の金曜日に契約書に署名しました。(時点明示)
5. 現在完了進行形(have been + 動詞-ing)
「過去から今まで続いている動作や状態」を表す。継続していることを強調したいときに有効。
- 行為やプロセスの長さに注目する
- 「最近ずっと〜している」のような文脈でよく使う
6. 例文(現在完了進行形)
- I have been preparing the annual report all morning.
午前中ずっと年次報告書を準備しています。 - They have been negotiating with the client since Monday.
彼らは月曜日から顧客と交渉を続けています。 - Our sales team has been hitting record numbers this quarter.
今期、営業チームは記録的な数字を出し続けています。 - It has been raining for three days.
3日間ずっと雨が降り続いています。
7. ビジネス英語での注意点
- 職務経歴書や面接では、現在も続いている業務は現在完了形で表現する
- 終了した業務は過去形で明確に切り離すことで、キャリアの時系列が分かりやすくなる
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